ナポリの男たちの布教会に寄せて

 

 

「実況プレイ動画って、若い人が見るものでしょう?」

そう思っていた。彼女から「ナポリの男たちのプレゼンをします。可能であれば予習をしてきて下さい」と言われるまでは。

 

普段私はゲームをあまりしない。ゲームをやらなくなる前はもともとアーケードゲームが好きだったので、家庭用ゲームを買うにあまり至らなかった。よって知っている作品も少なく、「ゲームをしている青年たちの雑談を聴きながらプレイ動画を見る」という行為は私にとってはかなり縁遠いものだった。

そして誰かとゲームをしながらコミュニケーションを取るという事も私には未知だった。アーケードゲーム時代から、私はゲームを通しての友人が居なかったからである。家庭用ゲーム機も気まぐれにwiiを買った頃には、私以外に家でゲームをやる人は居なかった。つまる所、私の中でゲームとは電気の付いてない部屋でひとり、黙々と進めるものだったのである。

そんな中開催される事が決まった「ナポリの男たち布教会」─そして推奨される予習。これは"布教会の時に声の聞き分けや4人の性質が分からなかったら伝わりにくい部分がある為"という彼女の優しさからだった。

しかしそれであっても、正直荷が重かった。

ゲームを実況するおじさん達?どうぶつの森1mmもプレイした事がないのですが……なんて不思議な世界が存在するのだろう……そしてオタク活動に疲弊していた事からもう新しいものにハマるのは怖い……と色々考えて尻込みをしてしまっていた。

こんな事じゃいけない。愛する友人の布教会である。万全の準備をしたいものだが……

幸い、職場には同じようにオタクの人が多く、私よりオタクのトレンドを理解している人も沢山いる。まず視聴する前に、情報を得る事から始めようと私は考えた。ぐぐればゴマンと情報が手に入るが、検索して読んでも私には四人の青年(アラサーからアラフォー)がゲームを実況している事しか分からなかったのである。

「今度ナポリの男たちの布教会に参加するんですけど、ゲーム実況ってどうですか?若い人が見るものだと思ってて見た事なくて」

「ああー、ナポリはどちらかというと、ジャンル疲れしたアラサー向けですね。テーマが介護疲れに効く動画ですし。ゲーム好きなおじさん達のわちゃわちゃに程よく笑って程よく萌える感じですよ」

「ゲーム実況ならパペットマペットが良いですよ」

私が恐る恐る聞くと、職場の方からスーッとなだらかなテンションで返事が返ってくる。介護疲れに効くゲーム実況?なんだそれは。そして隙あらばパペットマペットの実況を布教するのをやめてくれないか(当時ハマっていたらしい)。

しかしその気の無いテンションの言葉によって「アラサーでもゲーム実況見て良いんだ」と私のなかのハードルがグッと下がった。他人に言われてどうこうなる世界ではないのは勿論承知だが、この時は誰かに言葉で背中を押されたかったのだと今なら思う。新しい世界へのハードルはいつだって高い。

しかし彼女が言うにはナポリの男たちとやらは、ジャンル疲れしたアラサー向けと来た。おいおい御誂え向きじゃねーの。

 

 

その頃はツイッター疲れも併発し、他人のコメントが目に入る事に苦手意識があった為、YouTubeどうぶつの森を視聴し始めた。布教者の友人にこれが一番おすすめ!と言われたからである。いわゆる初心者向け動画らしい。

動画の中では小学生〜大学生くらいの青少年がひとつのどうぶつの森のカセットを送りあってゲームを通して交換日記をしている。なんて微笑ましい光景だろう─

 

え!?!?!これがナポリの男たち!?!!!!?!ショタと大学生しかおらんやんけ!!!!!!!!

全員アラサー〜アラフォーの男性です

 

おじさんだと聞かされていたナポリの男たちはやたらダウナーな都会の中学生蘭たんと関西の田舎に住む明朗快活な小学生すぎる、残り少ないモラトリアム期間に焦りを感じ穏やかながら時々ありえない狂い方をする大学生(文系)のhacchi。就活が終わり夏休みを近所の子供たちと満喫している大学生(理系)shu3だった。勿論脳内設定である。ただそれを脳内設定で片付けてしまうにはあまりにも良くできていた。4人のキャラクター性はうまくばらけていたし、それぞれが皆強烈だった。そして不思議な事にどうぶつの森というゲームの中で、自身のキャラクター性を余す事なく発揮していたのだ。

NCP住人の超級アシストもあり、どうぶつの森交換日記は鮮やかな夏休みの思い出のように紡がれていく。個人的には観音坂独歩のように情緒不安定なキレ方とテンションの下がり方、陰キャに優しい語彙力豊富なツッコミをするhacchiが面白いなあと思った。

hacchiだけではない、本当によく出来ている。中学生らしい絶妙なイキりを許容してもらい、ますます調子にのるが抜群のセンスがある蘭たん。圧倒的な陽の小学生オーラで見るもの全てを焼き尽くす大音量のすぎる。のんびりとしていながら要所要所で気持ち悪くなり、時折周りを翻弄させようとする様がこの中では大人らしいshu3。いやあ、小学生から大学生まで、さまざまな人間を集めたもんだなあ!※全員成人済みどころかアラサーからアラフォーです

 

ナポリの男たちというのは中学生と小学生と大学生×2のユニットなのではないか?」と錯覚し始めた頃、愛するあざ子さんの制止を振り切り、彼らが実況しているとある動画に出会った。

呪怨である。

この動画は私の「ナポリの男たちは中学生と小学生と大学生×2のユニットである」という謎の錯覚を強固なものとさせてしまった。

私のイカれた脳では、呪怨という動画が「アイツ中学生になってから付き合い悪いよな。ちょっとビビらせようぜ」という動画に見えたからである。最近中学に上がってすっかり今時の中学生になってしまった蘭たんに制裁を加えるべく、大学生のhacchishu3呪怨のゲームと一緒に蘭たんを隔離させ、灸を据えたように見えたのだ。どうぶつの森では村長である事に誇りを持ち、若干スカした態度の蘭たんが電池ひとつにビビり倒す姿はまさに中学生だった(この時のすぎるは小学生ではなく大人のすぎるだった)。

この動画は私のなかの意識が変わった動画でもあって「人がゲームに対してリアクションしてるのは案外好きかもしれない」と思い始めたきっかけでもあった。そしてこの気付きは、自発的に自分好みのゲーム実況者を探すきっかけにもなったのである。

それはそれとして、その後hunan:FallFlatの「ゆうちゃん」「やっぱ塾通いは違うわ〜」「アレ?shu3も小学生だったのかな?」という気付きやマリオ64DS(完全に小学生すぎるがなつかしのゲームをやるのを楽しそうに眺めている大学生のhacchishu3)が終わる頃には、私は完全にナポリを「合法的な中学生と小学生と大学生×2の戯れが見られるコンテンツ」だと思っていた。

友人が懸念していたらしい声の問題は、カラーバーの謎技術にあわせジャニオタだった頃に声の聞き分け技術を磨いていたのが役に立ったのかあまり気にならなかった。というかみんな喋り方にクセがありすぎる。二次元のキャラクターか?

何個かの動画については愛しの友人に長文感想を送りつけた。友人は私が呪怨を見たよと報告した時点で「おまちょ何で呪怨なんだよ……これ見ろよ(要約)」と長文でオススメ動画のLINEを送ってくれた。スゲー長文だった。オタクの長文ほど心地よいものはこの世に存在しない。

 

そしてナポリの男たちのほか、Markipliyerやガッチマンの動画を自発的に見るようになったり、どうぶつの森ポケットキャンプやFive Nights at Freddy'sをインストールしだして、自分の身体に実況というものが馴染んでいる事に気が付いた。

本当に介護疲れだけでなく、ジャンル疲れを起こしている人間にも優しい動画だったのである。基本的には無料で供給を受けられる事、多少の金額を出せば自分もゲームを通して彼らの通った道を追体験出来る事が大きい。女性向けコンテンツで私は金銭も精神もギリギリの所に立っていたので、本当に優しい世界だと感じた。

そしてゲーム実況をする人の多くは、ゲームの前だと少年になる。これは思春期フェチ(10歳〜22歳くらいの二次性徴からモラトリアム形成までの時期を愛する事。これをショタコンと言ったら言語で殴られたのでこう形容する)にとっては非常に喜ばしい事で、特にナポリの男たちはゲームの前で少年になる事を最大限の武器にしているように感じた。

自分達をコンテンツと認識しているかのように。

 

 

そして私はRimWorldを見て確信する─この人達は間違いなく最大限に自分達の武器を振りかざしているのだと。

極限状態に陥ったシミュレーションというだけでも十分面白いが、そこにナポリの男たちという付加価値を付ける事で、ナポリの男たち版RimWorldは圧倒的な存在感になっていた。

シミュレーションにおいてのカミサマとして君臨する

、神様としてはほんの少し頼りないプレイヤーの蘭たん、その隣で最善を尽くそうとNCPキャラにまで愛情を注ぐ天の声のhacchi、そして遭難者として日記を綴るすぎるとshu3。この日記は大変秀逸で、すぎるの夏休みの絵日記からshu3の世界の終末をも思わせる手記。プレイされているキャラクターの立場から描かれている日記は、プレイヤーが観測出来る、上からしか見られないRimWorldの世界を体験しているような横からの視点で語られる事で、より動画内の世界を立体的にさせてくれた。もちろん蘭たんの問題発生の度に出る素直なリアクションや、冷静に対処しようとするhacchiの助言も臨場感ばっちりでゲーム実況としても非常に面白い。

小学生から大学生のショタ集団、という錯覚は間違いではないと今でも思っているが、そう思わせる為の努力を惜しまないのがナポリの男たちなのだと知った。どうやら面白くさせる為に没になったゲームや動画がすこぶるあるらしい。

ナポリの男たちは自分達の武器を知っている。そしてそれの使い方も分かっている。それを使って最大限楽しむ事を知っているのだろうとRimWorldを見て気付かされた。楽しむ子供の心と楽しませる大人の心がうまくマッチした集団がナポリの男たちなのだろう。

つまり中学生の蘭たんも小学生のすぎるも大学生(文系)のhacchiも大学生(理系)のshu3も、大人な彼等は分かってて"それ"なのだ。つまり合法である。

 

 

上記であげていないシリーズもいくつか視聴し、個人動画や周年記念の動画も見た。数少ないやった事があるゲームだったのですぎるのGirlsModeはマジで面白かった。

愛しの友人の期待を背負い、私はナポリの男布教会へと向かった。

 

 

 

 

(まだ布教会の感想文じゃないんですよ。ここからが布教会の感想文です)

 

 

 

 

 

まず、布教者の友人は「私のプレゼンでナポリが受け入れられなかったらどうしよう」と恐怖心に苛まれているようだった。これは私にも少し分かるのだが、自分のハマっているものの良さが伝わらなかった時、また伝える以前の問題の時、ジャンルと自分自身まで否定されたような気分になりひどく傷付く事がある。そのジャンルが与えた影響が自分にとって大きければ大きいほどそうだ。私ももし仮面ライダーディケイドに対して「特撮笑笑。子供の見るものでしょ笑笑笑」と言われたら精神的に自殺してしまうだろう。もしかしたらその人を精神的に殺しにかかるかもしれない。

しかし私は「実況って若い人が見るものでしょ」と決めつけ、友人に対して同じ事をやっていた。これは恥ずべき事だ。私にしてはこれだけ熱心に予習を重ねたのは、そう言った負い目もあった。勿論途中から普通に面白くてそんなクシャクシャに捻れた陰毛のような罪悪感とは関係なく楽しんでいたのだが。

しかし私が植え付けた彼女の不安は正の方向へ爆発してしまう─

 

「はい、布教会用の冊子作ってきたから。あとこれは忍たまのイベントで出した同人誌」

私の手にはA5サイズの冊子がちょこんと配られている。表紙には「ナポリの男たち布教会用詳細資料集」と書かれていた。いらすとやのイラストを駆使して、それっぽい表紙が出来上がっている。同人誌にすると多分1620Pくらい。ぺらぺらと捲ると、いくつかの画像が綺麗にレイアウトされつつ「うわあ!字詰まってんなあ!」という感じの情報量が見て取れた。

 

………!??!?!!?!

何をやったんだテメーはッ………!?!?!!?!

 

情報としては「多分この冊子があれば予習しなくても何とかなっただろう」というレベルの基礎知識が網羅されていて、彼女の独断と偏見と言っていたチャートなどは4人のキャラクター性を掴む良い指標になっていた。

個人的に感銘を受けたのは、ナポリの男たちとしてアップロードされている実況動画のpart1が全てQRコード化されていた事である。

これならGoogleで「ナポリの男たち」と検索する手間も「あ〜マイリスとpart1見つかんねえぞクソッ」と投げやりになる事もない。それだけ「見てくれないと精神的にヤバいことになる」という気概を感じた。また、連載回数が書かれているので視聴に時間のかかるもの、かからないものをすぐに見分ける事もできた。

彼女が不安がっていた意味も分かった。これだけ努力して何も伝わらなかったら、彼女自身の頑張りも否定してしまう。そうならないように、正の方向に彼女は完璧に狂っていた。負の方向に狂うのは案外難しい事ではない。あいつは良さが分からない、分からないなら分からせてやる必要もないと切り捨てるだけで良い。実況を敬遠していた私の陰口を叩く事程度で済んでいたはずだ。

しかし彼女はそうではなかった。分からせてやる!と彼女の知識や技術を持って必死に伝えにかかったのである。怒る事もせず、嫌気がさす事なく。この正の方向へ突き抜けた狂気は私の心を打った。20Pの冊子はいつもより重く感じた。恐らくこの情熱だけで布教会はある意味成功していたのだろう。

ちなみに忍たまの同人誌はネームを見ていたので完成おめでとう!とお金をすこしばかり払った。

 

 

冒頭は30分程度の座学で4人の基本情報をさらいつつ、この布教会の動画初視聴はHuman:FallFlatだった。

上の方で記載したが、私は人のコメントを見るのが苦手だ。自分と考えている事が違う人間のコメントを見るとストレスが溜まってしまう、SNS世代におおよそ向いていないオタクと言っても良い。あとニコニコの「動画にコメントがかかって動画が見えにくい」というのが何とも苦手だった。ニコニコ動画を見る時はコメントは常時オフにしている。多分ニコニコ動画を見ていた時からそうしていたのだろう。

しかしこの布教会では基本的にニコニコ動画でコメント有の視聴を推奨していた。あざ子さんはナポリの動画はコメントも良いんだよ!というスタンスだったからだ。

本当にそうなのだろうか?私はHFFYouTubeにて視聴済みだったので、動画に集中するより動画内のコメントを拾っていくという作業を主にしていた。

 

面白い事が起こったタイミングで、こちらが笑うのと同じようにコメントでは草が生え散らかしている。こちらが見ながら声出して突っ込むのと同じ事をコメントで流れてくる。時にはコメント同士でやりとりをしている時もある。そしてすぎるが大きな声を出す度に出てくる音量注意。

ああ、なるほど。皆この動画を見ているのだ。

見ている、ここがおもしろいと思う、思わずツッコミたくなってしまう、そういう実感が再生数やチャンネル登録よりも伝わって来た。全てが同じ考えではないが、笑うタイミングやツッコミを入れるタイミングは皆似通っている。別に全てが同じである必要はないのだろう。

これが友人の愛したニコニコ動画の文化かあ、と私はその動画を見ながら思った。塾通いのshu3がみんなにゆうちゃん!と褒め称えられている。メンバーだけでなく、コメントでも。なるほど、こういう温かさか。

 

 

冊子の後ろの方へ行くと、いよいよチャンネル会員動画のネタを含めたコンテンツへ進んで行く。一度HFFでほっこりしたのに、私の感情は困惑の中へと落ちて行った。

ナポリの男たちは週一で生放送をしていて、毎週担当者が持ち回って企画を発表します」

「地獄のクリスマス会放送では蘭たんさんがプロのネカマちからを発揮して他3人に対して天使のような女の子になってくれます。hacchiさんは何故かやたらナオンにマウントを取ります。shu3は下ネタが酷いです」

(後に知ったのだがこれは実は無料公開されているらしく、あの地獄のようなおじさん×JDのクリスマスデートがチャンネル会員外でも見られるのはかなりお得な気がする。何に対して?と言われたら困るが、とにかくお得だ。)

「時々歌をつくって歌います。作曲は著作権フリーの音楽を使っていますが、歌詞は主に蘭たんが行います」

「生放送で生まれたキャラクターには人気になっているものもあります。キャラクター総選挙も開催されているんですよ!これは副キャプテンすぎるくんは蘭たんが作ったゲームの主人公です」

…………???、、?????

情報の量が多すぎて分かっていないが、ナポリの男たちとは普通の会社員のおじさんであることをモットーにした集団ではなかっただろうか?

週末に1時間半〜下手したら2時間余裕で超えているような内容のプレゼンを毎月持ち寄る時間の余裕があるのか………?一体普段どんな生活をしているんだ……

120回以上放送されている……?すなわち結成してかなり早い段階で生放送は開始され………?うわっラップ大会、地獄のようなテンションだな………(これが現在こんな化け物的な面白さを持っているのだから本当にすごい)

エッ……hacchiの情緒不安定なキレ方と豊富な語彙力を観音坂独歩だなあと思っていたけど、この人本当にラップ(包む方ではない)を歌うのか……しかも蘭たんプロデュースで……個人的にはやっぱり真相が良いですねえ!!生まれた経緯を含め!!ハア~~~ンなるほどshu3のぶりっこ歌声本当可愛いですね。

それはそうと副キャプテンすぎるくん可愛すぎないか?イエーイッ!!!!!ボールは恋人ーーーーーーッッッ!!!!!!おばちゃんがサッカーボールプレゼントしてあげようねえと言いたくなる。あるいは道端ですれ違った時にコイツおれのボールなんよ〜!と急に蹴られて恋人ごっこしたい。この時の私の服装はスカートタイプのスーツが良い。ちょっと恥ずかしがってイケメン忍者を演じているhacchiが可愛いですね~~~~!!!!!

というような情報を一日の1/3くらいの時間(たぶん8時間くらいだったはず)見せられていて、帰る頃には頭が割れそうになっていた。ふつうのおじさんってなんだ?会社員ってなんだ?実況ってなんだ?ゲームするだけじゃないのか?ふつうのおじさんってこんなにセンスの塊で良いのだろうか?普通のおじさんの定義とは一体………

ナポリの男たちだけでなくニコニコ動画本来の良さも感じさせてくれた友人の布教会だが、チャンネル会員コンテンツのあまりの供給の多さに、私は多くの謎を抱えてその場を後にした。

家に帰ってから、私は数年ぶりにニコニコ動画に何とかログインし、(何故かずっとプレミアム会員だった)チャンネル会員になったのであった。

この感想を書いている時点でディズニー講座、オタクでもわかるスタバ入門、ここが変だよナポリメン、怪談回(ペェオツと尻のやつなどの回)、hacchiのガチクリスマスプレゼント、ナポ男の友達インタビューなどを視聴しているのだが、君達さあ〜〜〜〜!!!!!君達さあ〜〜〜〜!!!!!!!!そういう所なんだよなあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!いちいち面白くておじさん本当おもしろいな〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

(あまり関係ないがディズニー講座で蘭たんがノートルダムの鐘を挙げているのを見て、本当にディズニー好きな人なんだろうなあと思った。ディズニー映画が好きな人が好きなイメージのある作品だった)

 

 

気付いたら私は540円になっていた。それさえも「布教回で背中を押してもらおう」と思っていたのかもしれない。今は中学生と小学生と大学生×2を心の中に飼っている楽しむ事と楽しませる事に全力の技術とセンス爆発おじさん、という印象だが、540円を続ける内に何かしら変わってくるだろう。多分、きっと。このままだと精神に疾患があるのでは?と疑われてしまう。お前は幻覚を見ていると言われても否定が出来ないからだ。

自分と縁遠いと思っていた世界さえこんな風に楽しく感じられるようになるのだから、オタクの必死な布教というのは正直よくわからない。よく分からないくらい、人を動かす力がある。そして今では食わず嫌いをしていた自分に恥ずかしさを感じている。本当に申し訳なかったなあとも思っている。

実況を受け入れるようになってから、ゲーム自体に対してのハードルが下がった。ホラーゲームが好きなのかもしれないなあとも思った。きっかけは呪怨の蘭たんだった。Five Nights at Freddy's5夜がクリア出来ない。怖いので昼にしかプレイ出来ない。厳密にはホラーゲームではないがDokiDoki Literature Club!がギャルゲーかと思いきや案外深い。2週目が結構怖い。

ゲームはもうやる事はないだろうなと思っていたけれど、やってみると意外と楽しい。新作のポケモンを久し振りに買う予定だし、無人島で生活するどうぶつの森の発売を楽しみにしている。そしてこの感想文を書く次の日が給料日なので、明日switchを買うつもりだ。

すっかり「オタク気質な無趣味な人間」になっていた私がゲームを再び手に取ったのも、ナポリの男たちとそれを死ぬ気で布教したあざ子さんのお陰なのかもしれない。ゲームをする楽しさを十数年ぶりに実感している。

土日時間あったらHuman:Fall Flatやろうな!!

 

 

 

ツイッターなどをしていないのでとりあえず…とはてなブログに布教者のHNをそのまま出していましたが、意外と色んな方が見ている事に気付き、名前を編集後再upいたしました。