令和発!急に水野竜也くんに狂ったオタクのホイッスル!〜吹き抜ける風〜プレイ感想 水野竜也編

※このブログは2021年の6/1にホイッスル!を読み返して急に水野竜也くんに狂ったオタクの話です

 

水野竜也はなぜ美しいのか。

 

水野竜也とはサッカー漫画「ホイッスル!」に登場する人物である。
物語の主人公・風祭将の運命を変えた人物でもあり、文武両道容姿端麗、桜上水中学、のちの都内の有力な中学選手を集め組まれた東京選抜でも司令塔である10番のユニフォームを纏い、コートの中では常に主役であるべき男だ。
しかし彼の人生は決して順風満帆ではなかった。
彼の悩みは父親との確執から始まり、中学時代から圧倒的な実力を持ちながら「選手たちと関係を築けない」というコンプレックスを抱え、
同じく桜上水中学の佐藤(のちに藤村)成樹とは「彼を本気にさせたい」と願いながら自分にはその力がない事、
そして自分と真逆のプレイは半人前だが、他人をつよく惹きつけ周りを熱くさせる力を持つ風祭将こそが彼を本気にさせた人物だった事、自分が望んだ「本気の成樹」が別チームとして立ちはだかる姿に大きく悩む。

中学卒業後も高校生ながらプロになった事が言及され華々しい経歴を持つが、作中彼の所属するチームが勝った描写はあまりなく、
33歳の時点では早期に現役引退し子供向けのサッカーチームを作るも、経営者の一人からお金を持ち逃げされ立ち行かなくなりチームは解散、
歳の離れた弟・虎治に「軽蔑されてるのかな…」と思ってしまうシーンもある。
あとはマンガワンのアプリで読める32歳ごろの彼の奮闘が見られる1P漫画で、意外とサッカー以外のことが出来ないというのが描かれている。サッカーの世界以外で上手く生きられないのはいかにも水野竜也らしいなあと思う。

中学時代から33歳に至るまで「苦しくなると逃げ出す癖(それ故にいつも何かが起こるのを待ってしまう事)がある」という自覚があり、華々しい経歴とは裏腹に悩みの多い人生であったのがうかがえる。
ここに書かれている水野竜也の悩みはあくまで一部であり、水野竜也という人物は常に自分の才能や理想とのギャップに悩み、自身の不器用さや弱みを晒したくないというプライドに振り回されながら何とか耐えているような人だった。

 

誰もが羨むような世界の中心に立っているのに、誰もが感じるような悩みを抱えて制御できない感情に振り回されている。
自分が勝てないと感じる相手を認め、他人を信じきることに時間をかけ不器用に生きる。それでも他人に生きる意味を見出してしまう。
そんな心の中でいくつもの矛盾を孕みながらなんとか生きている、水野竜也の人がましさが美しいと思った。

 

本当は2018年に発売された20周年記念のキャラクターブックが読めれば良いのだけど現在手に入れる事は出来ない為、
彼の経歴については作者の樋口大輔さんの思う所と違う部分があるかもしれない。
このキャラクターブックはいま一番読みたい本で、水野くんだけじゃなく、皆がどんな人生を歩んだのかわかるような記述や、メンタルやサッカーのテクニックなどをグラフ化したものが見られるのだそうだ。
今一番欲しいやつ!!!!!!今の私が一番欲してる水野くんの情報!!!!!!!
……そういう「手に入れられない情報」があるからなのかもしれないが、私は何度も読み返しているはずのホイッスル!水野竜也くんに急速に狂い始めてしまい、
「水野くんの事が知りたい…!彼の悩みが、悩み多いからこその彼の苦味を帯びた美しさが、彼があの時何を思っていたか……彼の人生が……!!」と完全に枯渇状態になってしまった。
水野くんの事が何でも知りたくて調べているうちにある記述にぶちあたる。

それがPS用ソフト「ホイッスル!〜吹き抜ける風〜」の製品紹介ページだった。
このゲームは風祭くんをプレイヤーとし、会話パートでは6人の東京選抜のメンバーを選ぶ事で信頼度が高まる。試合パートでは原作にあったソウル選抜戦をはじめ、5チームの海外チームと闘う。会話パートでの信頼度がやや関係し、有利に進める事も可能。
6人の中で一番信頼度が高い選手と友情endを迎える事が出来る─…というものだった。

ソウル選抜戦は水野くんのコンプレックスがプレイにも影響してしまい、それを糧に覚醒する時でもある。
原作とやや設定が違う為、if世界ではあるのだが「風祭くんを通して彼の悩みに触れる事ができるのでは…?」と思い、私は当時のレビューを調べた。
……調べたが何せ2003年のゲームである。欲しい情報は見当たらなかった。
というわけで私のまだ知らない水野竜也くんあびたさから人生初のPS2とソフトを購入し、プレイするまでに至った。

これより西暦2021年、令和3年のホイッスル!〜吹き抜ける風〜プレイ感想を始めます。

 

 

 

 

 

OP

 

冒頭の東京都選抜による練習試合中、藤代くんが全治二週間の怪我を負います。


エッ!?ホイッスル!で一番怪我とかしなさそうな藤代くん怪我した~!?かと思えば広瀬くんというゲームオリジナルの選手が登場し、
風祭くんをダーリン♡将ちゃん♡と呼び、風祭くんにやっと出会えた…という意味深なそぶりを見せます。

風祭くんの「大変な事が起こってしまった…!」ていうセリフがあるんですけど、
大変な事いっぱいありすぎてどれが大変なのか分からないスピード感。
藤代くんは怪我しても明るくて、ああ落ち込まなくてよかったなあ…と思いました。なんでだろう、藤代くん怪我してる所とか想像出来なかったのでめちゃくちゃびっくりしてしまった。
鳴海くんも気は強くて傲慢だけど、心配すんな!という様子なのがありがたいです。
急に招集されたから仕方ないんですが、鳴海くんと藤代くんマジで広瀬くんに塩対応で、あの藤代くんが広瀬くんをスルーして鳴海くんと二人でご飯食べに行くんですよ。いや……広瀬くんやっちゃったな!?

この時渋沢さんは怪我してないんですが恐らく小堤くんがゲーム上怪我した事になってて、不破くんが2人目のGKとして参加していたり、
原作だと終盤風祭くんと水野くんの前に関西選抜の有力選手として立ちはだかるシゲちゃんが東京都選抜になってたりします。
vs関西選抜で水野竜也は何者になりたいのか悩みすべてを受け入れ、
そこから飛躍する水野くんはゲーム世界では居ないんだ…と少しほっとしたような悲しいような、そんな気持ちになりますね。

そんな不安を抱えたまま、東京選抜は韓国へ旅立ちます。

 


1話

 

会話パート

「水野くんが何だか調子がよくない」という事が風祭くん、シゲちゃんの口から語られ、
「お前が理由だからわざわざ行かない方がいい」という助言をされるも、
水野くんを放っておけない風祭くんは声をかける事になります。
(会話する相手を水野くんにする)

というのも原作のvsソウル選抜の手前のあたり「誰とも信頼関係を築けていないこと」を自覚している水野くんで、
風祭くんにあって自分に無い物をひしひしと感じている、悩み多い水野くんの一面が見られます。

「風祭、俺って……その、お前から見てどう思う?」
原作では自分の在り方を直接風祭くんに聞く事は無かったですが、ゲームの仕様上自分の悩みをちょっと話してくれたりします。

や、やや……やった~~~~!!!!!!!
水野くんが自分の悩みを風祭くんに打ち明けようとしてる!!!!!!!!
結局うやむやにしてるし風祭くんも察しが良いわけではないので彼の心中を察する事が出来るわけではない(水野くんの悩みが自分の持ってる周りを惹きつける心が理由だとは思ってもない)けど、
二人にとってある意味必要な時間なのでは…?
関西選抜の事がないとなると、水野くんは風祭くんの見ている景色を見るにはどうしたら良いのか他のどこかで悩む可能性が出てくるので、
水野くんが「風祭くんのすべてを認めて、自分の事も肯定する」土台がこの時点で出来ているのは良い事だと思うんですよね…。

 

サッカー試合パート

試合が結構不思議なシステムで、ノベルゲームライクというか…
「コマンド式で特定の人物である程度プレイをしないとフラグが立たず試合のストーリーをなぞれない」という特性があって、
西園寺監督や手前の会話でそれに気づかないと時間内にストーリーが終わらないです。(多分最悪負けたりする)

原作を読んでいるとある程度予想が出来ますが、
vsソウル選抜は現状どの選手とも信頼関係を築けていない水野くんがゲームの仕様上めちゃくちゃ色濃く描かれてて、
郭くんと若菜くんが良いプレイをしているにも関わらずそれに加われない水野くんという辛い状況を突き付けられます。

真田くんはFW層厚いのでこのゲーム居ないんですよ……苦しいな……
何回か水野くんで辛いプレイをしないと郭くんの「脱げよ!俺が着てやる!」が出ないので、
ゲームによってより濃縮された水野くんの悩みに直面している喜びともうやめて…!という気持ちがせめぎあう。
「そろそろ本気出すよ」が出た時めちゃくちゃほっとしましたね…。
(ゲームだと原作とは違って郭くんに言う)

後半は風祭くんが小岩くんの足を使って誘導し、上手くアシストして勝つというストーリーでした。
そうだよ小岩くん!と無邪気に喜ぶ風祭くんと小岩くんかわいいなあ~。

試合に勝つとアニメが流れて水野くんと郭くんが「借りが出来ちゃったな」「お前の為じゃない、勝つ為だ」みたいな話をしてるのが見られます。
原作だと郭くんにフリーキックで借りを返せるんですけど、ゲームの仕様上必ずフリーキックがあるとは限らないですしね。
要所要所違いますが原作と同じく、水野くんはvsソウル選抜で自分の殻を破り、このチームでやっていけると確信を持てたみたいです。

これ水野くんを一番最初に会話パートに選んだから初めてやった時も違和感ないんですけど、
試しに椎名翼くんに話を聞いてから試合パートに入ると
「お前10番なのに何やってんだ!!」と水野くんにキレる郭くんと全く同じ気持ちになるんですよね。

 


2話

 

会話パート


ここからゲームオリジナルの話なんですが、なんと遠征でドイツに行きます。中学生なのにすごいな~。
風祭くんとシゲちゃんが海外っぽい海外来た~これじゃ金髪目立たへんわ~シゲさんが目立つのは金髪だけが理由じゃないよ~みたいなほほえましい会話をします。
仲良しだな~可愛い~。東京選抜にいるシゲちゃんとはいったい…?となっていたので、ああゲームのシゲちゃんは東京でも上手くやれてるんだな…というのが感じられて良かったですね。

西園寺監督からは「あなたたちのよく知っている選手がドイツには居るわよ」と意味深な前置きをしてから、
かつての東京選抜のメンバーであり、ドイツへ向かった天城くんと再会します。
天城くんがドイツ内でも有力な選手である事で闘志を燃やすFW陣ですが、
風祭くんは先発選手ではなく、肩を落とします。
しかし西園寺監督には何か思惑があるようで…。

ここで会話パートになるのですが、この時点でメンバーから徐々に信用を勝ち得た水野くんなので、どうやら悩みは吹っ切れたようです。
風祭くんが親身になって心配していたのもあり「お前のお陰で克服できた」という話をしてくれます。
何の事かいまいちわかってない風祭くんに対して

「…わからないかもな。そのまま、いつまでもお前らしくいてくれよな」

と風祭くんの才能・人間的な魅力を認め肯定してくれます。

えっ……!?水野くんの信頼の味、濃すぎ……?!?!
もともと自分が認めた大好きな人への思いは重たく抱えていわゆるクソデカ感情を振りまいている水野くんですが、
それが風祭くん一人に向けられるとこんな事言うんだ…!とドキドキしますね。
あと風祭くんがスタメンではないのに「お前は点を入れる事だけ考えろ、俺のアシストで点を入れてくれ」みたいな話をしてくれます。
風祭くんが絶対に試合に出ると確信してるんですよね。
松下コーチに言われてたけど「他人に自分の存在意義を見出す」のが多分水野くんのサッカー選手としての生き方なので、
親密になった事で風祭くんに自分の存在意義を見出し始めてるのかもしれない。
桐原監督とは「自分は父親の道具じゃない、自分の為にサッカーする」と決別しましたが自分の力を誰かに認めてもらって、だれかに応えてほしい、というのが水野くんのサッカーで、彼がずっと欲しかったものだと思うんですよね…。
自分がかつて嫌ったものと近い所に自分の欲しいものがあってちぐはぐしてたのが、風祭くんとの距離感によって一気に解消されていく感じがします。


試合パート

 

前半風祭くんがいないので誰を動かせば良い…!?と私が焦ってしまったのと、
ゴールキーパーが堅いのと天城くんが凄くて前半で2点取られて死を感じたんですが、
郭くんが「お前ら何やってんだよ!世界の壁なんてソウル戦で嫌というほど味わっただろうが!!」と一喝してみんなが目を覚まします。
1話でもそうだったけど郭くんマジで良い人だな……メンタルが中学生じゃない……。
後半風祭くんがストーリー上必要なものをはじめ、いっぱいゴールを決めてくれてなんとか勝ちました。
5試合あるんですけど一番はらはらしました。レビューで簡単だよ!って聞いたんですけどシステム自体が全然簡単じゃないんだこれ。
勝つと天城くんが「強くなったな…。あとお前に紹介したい人がいて…」と天城くんのお母さま、妹のイリオンさんを紹介してくれます。
イリオンさんは風祭くんの事小さい頃から気に入ってるみたい。う~ん、可愛いですね。

 


3話~5話


3話の冒頭のアニメが風祭くんと水野くんで、お姉さん(たかことゆりこ)にお土産をいっぱい買っているシーンが流れて、
いたずら目的でランジェリー買ってきてね♡と言われて肩を落とす水野くんが見られます。
樋口さんもだけどホイッスル!全般水野くんの事困らすの好きですよね…?私も水野くんが悩んでるのを見るの大好きなので人の事言えないんですが。


会話パートなんですけど、この辺になってくると水野くんの「誰を信用してどうこのチームの中で生きて行けばいいのか」という問題は解決しているので、
風祭くんが声をかけると「おう風祭!」とめちゃくちゃ元気に返事してくれます。
「いいチームになってきたよな」とも言ってるし、これもうそんなに苦しいシーンないな…と嬉しいけど寂しいような、そんな気持ちになりますね…。
苦しんでたり傷ついてる所が見たいわけではないんですけど……ああでも悩んでる水野くんの事やっぱり好きだし……苦しんでる水野くんの事が好きなのかな……?苦しみを乗り越えた時の水野くんが一番好きだよ……こいつ結局苦しみを望んでるな………

ただ5話でゲームオリジナルキャラの広瀬くんの秘密を知ってしまい、抱えきれなくなった風祭くんが水野くんにそれを話してしまうシーンでは
「悔いのない試合にしてお前が全力で広瀬とプレイしなきゃいけない」と風祭くんを逆に励ますんですよね。
1話で風祭くんにもらったものを返そうとする水野くん、義理堅いなあと思うし、
原作ではあくまでプレイで何かを必死に伝えようとしてた水野くんが、言葉でどうにかしようという流れは割と新鮮だしゲームならではだな~と思いました。
この後結局風祭くんも水野くんも広瀬くんの秘密を意識してしまってプレイが思うようにいかないのを広瀬くん自身に言及されているので、そういう所本当水野くんらしいなって部分もあるんですけどね…!


ストーリーは解説するほどの波乱が無く、もう水野くんとの友情ENDの話になってしまうんですが、
この遠征で同世代にこんなに強い選手がたくさんいる事を肌で感じた水野くんはより気持ちを高め、こういう世界に居たいと新たに宣言します。
「水野くんならきっと世界で…」という風祭くんに対して
「何言ってんだ、お前もだよ。お前はライバルなんだから」
と原作ではなかったライバル宣言をして、水野くんがライバルだって言ってくれるなんて!これからも水野くんと一緒に頑張るぞ!と風祭くんは水野くんのもとへ駆け出します。
水野くんはチームとしての役割、これからの自分が目指すもの、そして心から信頼しあえるライバルを見つけたんですね。

 

終わりに

 

原作ではソウル選抜戦後、トレセン編を迎えた時、水野くんは立ちはだかるシゲちゃんこと藤村成樹という存在、そしてまっすぐに水野くんを追いかけて走ってきた風祭くんがとうとう自分を追い越したと感じる事で大きく悩みます。それを考えると「東京選抜でどう生き残っていくか」「心から信頼できる人と出会えているか」「サッカーが心の底から楽しいと思えるか」の3点に注視したこのゲームのストーリーは、原作とは違ったアプローチで水野くんを救ってくれたのだろうなと思います。


そもそもがif世界なので全然良いし、原作とは違う仲の深め方で興味深かったし、こういうのもありだよなというのは前提で、原作ではない「水野くんがこれ以上メンブレ出来ない世界線に来ちゃったな……!と困った顔でほほ笑みを浮かべずにはいられないラストというか…。
「自分のサッカーを認めてもらったうえで誰かとサッカーで強くつながる」という存在意義を比較的早く、風祭くんによって見つけた世界線なんですよね。シゲちゃんも東京選抜に居る以上、前に立ちはだかるという事はないでしょうし……。
うーん、難しいですね。この世界は「水野くんもシゲちゃんも風祭くんに完全降伏した世界」なんだと思うんですよ。ああ風祭って凄いな、勝てないなっていうのを完全に認めてしまった世界だと思うんです。(特にシゲちゃんは東京に居る時点で闘う機会さえほぼ失ってるので…)
それってもちろん原作のvs関西選抜みたいな事は起こらないわけで、3人が必死になって闘う理由も、もしかしたら風祭くんも大きな怪我をしないで済んだ世界なのかもしれないです。
だけど私はサッカーで誰かに認めてもらう事、誰かと強く繋がろうとする事、自分の直面した悩みをサッカーにぶつける水野くんが凄く好きだし、それをあくまで闘う事で促すシゲちゃんと、水野くんの願いに応えてくれる風祭くんが居てくれてよかったって思います。
……だからやっぱりそれは言葉じゃなくてサッカーのプレイによるものなのかなって思うんですよね。いや、言葉で言えてたら違う世界があったと思うので分かるけども~~!!結局サッカーでしか生きられない子たちの話なので~~~!!!!
サッカーでしか語れないからああいう3人になっちゃうので、傷つくし必死だし悩むし期待するんだと思うんですよ。水野くんはだからあの二人が大好きなんだと思うんですよ。
言葉で解決しちゃったらそれがなくなるので、3人の関係の必死さは軽減してしまうかな…と思いはします。
でもこれは水野くんが一番傷つかない世界でもあるので、それならそれで良いんだと思うんですよね……難しい所です。

水野くん、「この人とだったら一緒に跳べる」と確信した瞬間、その人が手をすり抜けて行くじゃないですか……25cmの~とvs関西選抜のシゲちゃんとか、stage211の風祭くんとか。掴んだ瞬間離れた時の絶望感は半端ないと思うし多分大人になってからも水野くんが悩んでしまうのってそこにある気もするので……。下手したら一生の傷なんじゃないかって思うような事が何となく避けて通れるのも決して悪い事じゃないと思うんです…。でもそれが無かったら「水野竜也」ではない気もして…。どうなんだろう……苦しいな……。
この友情END後の水野くんはどうなっていくんだろう…。風祭くんとどういうプレイをして、シゲちゃんへの想いをしまってどうやって成長するんだろう…。私にはわからないけど、
この水野くん言葉で伝える事に躊躇なさ過ぎて「風祭……友達ってどうやって作るんだ…?」とか聞いてきそう。風祭くんなら結構親切に教えてくれそうだし、輪に加わらせてくれそうですね。

 

いやだってもう…この時点で…じゃん……?

 

これ怖いんですけどあと5人友情ENDあるので、友達を巻き込んで椎名翼くんルートをやろうとして4話で負けて挫折しました。

過去にこのゲームをやった人が居たらやり方教えてほしいです、かなり切実に…。