今年初めてモバマスをまじめにやった人間の話。

コロナにより失職してから転職したり、その期間にブランクがあり数ヶ月ニートをしたり、人生で初めてハロワに通ったり。
2020年は「仕事」という面では割と散々な一年だったような気がする。
それでも明るく生きていけたのは、コロナ禍により外出費がほぼゼロ!!となりなんやかんやで浮いたお金と、
ライフワークと化した自ジャンルの他にモバマスデレステを真面目にやる、というのが加わったからだった。

2020年になって私は初めて真面目にモバマスに取り組んだ。
まじめにやろう、と6~7月くらいに思い、8月あたりはちょっと休んでたので(真面目にやる気あるのか?)、2020年の12月で真面目に取り組み始めてから4ヶ月ほどになる。
その見た目ととっつきにくさから古のソシャゲと呼ばれているが、やってみると経済について学んでいるような、そんな奥深さや「限定SRが引けた時の喜び」が自分だけで完結しないようなギャンブル性、担当アイドルが手持ちにいる事の重要性などを感じ、今に至っている。


そもそも何故モバマスを始めようと思ったかというと、
コロナ禍のあおりを受け、無職になった事で転職活動で虚無になればネットサーフィンをするという日常が続いていた時の事、モバマスのSR画像がたまたま目に入った。虚無の心には可愛い担当のイラストが効く。
3Dになって歌って踊る、という側面を考慮しない衣装をまとったアイドルは、当時の私にとって非常に新鮮だった。
そして何より、担当である及川雫さんの見たことも無いようなイラストがあり、
彼女にとっては珍しくドレスをまとったその姿が、非常に美しく感じた。
デレステは雫さんの最新SSRから1000日を超えていて、ガチャ・イベント限定SRも1枚は手に入ってしまっていたのを考えるとモチベーションは下がっていた。

「担当アイドルの(自分にとって)新しい姿が見たい!」

その一心で数年ぶりにモバマスにログインした。
きっかけなんてこれで十分で、私を突き動かすのは担当以外いないのではないだろうか。私はそう思う。


というのも及川雫さんが実装された頃に一応モバマスを始めていて、そのアカウントは残っていた。
しかし無知な当時の私は現在不要といわれている守コストに数値を振っていて、そのアカウントをなかったことにし、新たに始めるか迷った。
だがマイスタジオに行くと、学生だった当時、無いお金を集めて引いたりスタドリで交換した限定レアやメダルSレアの雫さんがほほ笑んでいる。ずっと放置したままの事務所で待っていてくれた雫さん達を無下にする事は私には出来ないと思った。
私は引き続き、そのアカウントで遊ぶことにした。
当時のデータはPランクBのPlv.86程で、フリトレに使えるスタドリ・エナドリ(通称生スタ・生エナ)は35本ずつくらいある状態だった。


まずは真面目にモバマスを始めるにあたって、目標を決めた。
第一目標はモバマスにログインするきっかけになったドレス姿の雫さんを手に入れる事である。
[新緑のめぐみ]及川雫さんの事である。

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ああ、とても美しい。人類に自慢したいイラストのひとつだ。
普段牛さん、セクシー、またはボーイッシュという側面が描かれがちな雫さんだが、このイラストはSRでホテルのスイーツビュッフェをPと食べ、あこがれていたようなお嬢様な気持ちに浸り、SR+で美しいドレス姿を披露してくれる。
及川雫さんの長いアイドルとしての歴史の中で直球のドレスを描かれたのはこれが初めてのような気がする。

しかしモバマスを遊ぶのであれば、「ある程度編成を強くしないと担当アイドルを新しく手に入れる事もままならない」という前提もあり、
「脱スターターセット」を第二の目標にすることにした。
この時にスターターセット貰ってあまりの大盤振る舞いに「本当にいいのか!?」とはもちろん思ったのだけども。

結論から言ってしまうと、第一目標はすぐ叶えられた。
というのもモバマス初心者向け記事などを読むと[新緑のめぐみ]及川雫さんは性能にしてはかなりフリトレではお求めやすく、初心者におすすめのアイドルとして紹介されていた。
コスト25、両面究極upは当時の私には魅力的な性能だ。
その為ひと月ほどPRAで一桁代を取る事で生スタエナを確保し、[新緑のめぐみ]及川雫さんをゲットしたのである。
こうして手に入れた雫さんはやはり美しく、そこにはデレステとは違う魅力があった。
当たり前だが、担当アイドルをフロントに入れると楽しい。当時は他のSR+では[たっぷりクッキング・S]の雫さんしか弊事務所には居なかったのだが、やはりSR+を並べると気分が高揚する。
5枚のフロントをすべて雫さんで埋めたい…!とこの時思うようになった。

これで一瞬燃えつきデレステなどをやりつつ8月は休んでしまったが、
脱スターターセットは抜け切れていない為、今度はそれに突き進むことになる。
当時持っていたり買ったりしたSRスカウトチケットを[バウンシーラウンド]または[癒しの満月]SRの雫さんに変換したりなどをして、
9月には5枚のフロントすべてが雫さんで埋まったようだった。

このころたぶん無料10連期間があった為、限定SR(デレステの限定SSRの逆輸入)新田さんが出て当時まだ恒常になりたてで今よりは高額だったはつらつハーベスト(これもデレステ恒常SSRの逆輸入)の雫さんを手に入れる事が出来た喜びを覚えている。

脱・スターターセットに向け、さらに目標は高くなる。
そして第三の目標「イベント限定の及川雫さんSRをそろえる」が出来た事と、その過程で「雫さんを活かせるようCoPaの2色デッキを作る」という点だった。

 

それなりにモバマスに時間をかけてやると、段々と強くなっていく過程や、
イベントのやり方を調べて実践してみる部分があり、モバマスらしい面白さが見えてきた。
イベントの中でも特にツアーは良い。遊びやすいし、何よりストーリーがどれも最高である。これを打っている間は追想公演「Missing Link Memories」の最中なのだが、毎日ラウンドで更新される22:00~ストーリーを読むのが楽しみになっている。
この前の天冥公演も「バンナムってすぐ天使と悪魔のヤバめのストーリー作るよな!?!?」をバリバリに感じたので最高だった。
アイドルライブロワイヤルも良い。
ゲーム性はなかなかにしんどいが、ロワイヤルの上位報酬イラストは最高である。かっちりとしたスーツ衣装が多いこのイベントの報酬イラストは、アイドルの新たな魅力を引き出してくれる。
同様の理由でミュージックJAMも良い。ミュージックJAMのイラストはまさに「ライブ中」というイメージで、臨場感と光の描き方が巧みだ。
フリトレで「このイラスト素敵だな」と思うのを後から調べてみると、大体ミュージックJAMの報酬かロワの報酬だったりする。
特にミュージックJAMの方はサムネでも感じる美しさと「ステージではアイドルは孤高の存在である」という事を凄く感じるイラストになっている気がした。
上記3つは「担当アイドルが上位報酬になったら夢のような話だな」と感じるイベントである。


10月に入った頃には[愛情しぼりたて]及川雫さん+をゲットし、
11月に月末限定SRだった藤原肇さんを引いた事で、当時カードの存在は知っていながら手が出なかった[真夏の果実]及川雫さん+をようやく手に入れた。
もう6年以上も前のイラストだが、今でも一線を画した色合いが素晴らしいイラストだ。

 
そんなこんなで復刻イベントのツアーを走って1500位以内に入って特訓前をスカウトしてみたり、今のプロダクション(無言プロダクションだけどとても居心地が良い)でPMFをちょっと頑張ってみたり、戦力を整えたりして現在に至った。

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パワー持ちの居ない状態だとこんな感じ。

CoとPaの2色編成、特技、編成のイラストを見る事で自分のモチベが上がるかどうか、担当に限らず好きなアイドルが入っているか、フリトレでお求めやすいかどうかなどを考慮してこのような顔ぶれになった。
片面最強っていうけど、両面でも絵が好きだと入れちゃう。性能だけじゃ満たされない側面もある(もちろん絵の好みや担当というだけでは難しい部分も同じくらいある)
スペシャルスカウトセレクトが来れば[夏色はぁと]佐藤心さんが特訓できるので、ダブル特技ももう少し充実しそうだ。

モバマスでは及川雫さんはイベント、限定ガチャともにいつ来てもおかしくない時期になっていると思う。
特に2021年は丑年だし、何かにつけて担当アイドルのチャンスを狙っていきたい為、これで戦いに備えたい…!という気持ちが強い。
結構編成には満足しているが、CoPa片面ダブル特技持ちをあと1~3人くらい増やしたいですね。

またモバマスにおいて重要な「貯蓄」についてだが、これはあまりない方だと思う。長い期間やってないから仕方ない…といえばそれまでだが。
2000位なら1/6換算1000~2000本でいけそうというイメージなので、それにはガチャチケを放出して足りているイベントもあるかな~くらい。
基本的に「備えあれば憂いなし」なゲームなので、今後は貯蓄を進めていきたいな、と思う。


一方でデレステは完全に「何を頑張ったらいいかわからない状態」だった。
新規SSRから1000日を越えると何をモチベにするべきか見失いがちだし、編成について詳しくなかったのでスコアも上がらず(ただ好きなアイドルを使うだけなので120万いかないくらい)、次SSR出たら引きますね^^という感じだった。
だがモバマスをやり始めた事と5周年を迎えたタイミングで、デレステも頑張りたい!と思うようになった。

しかし何から頑張れば……?

デレステは秒数、特技、ポテンシャル等を考慮しなければならない非常にシビアなゲームだ。担当が好き、というだけでは割り切れない部分はモバマスと似ているのかもしれない。
自分の手持ちでは何が強いのか?理想編成?全然届きませんが…?

結果、こういう時は人に聞くのが一番良い事が分かった。
友達のメアリーPに「強くなりたいので教えてほしいのですが…」と率直に教えを請う。

すると彼女は素晴らしい事に「手持ちのSSR教えてくれたらあなたの編成考えてみるよ」と言ってくださり、
最終的に画像でまとめて参考書のような精密さで「今後限定はこの子を引くのがおすすめだよ」「こういう特技が手持ちアイドルにかみ合ってるよ」など教えてくれた。頂いた画像を見ながら「ジュエル貯めてフェスで天井引いてこの子スカウトしたいな」とか、恒常でもこの子かみ合ってるな~とか、そういう事を考えるのが楽しい。ありがとう友達、ありがとう……メアリーさんのデレステのストーリー開放したりしたんですけど……素敵な大人になりたいという想いを…全力でぶつけてくるよね…。
その時は私ばかり貰っても申し訳ない…と思い、その日は及川雫さんの好きな部分をまとめてプレゼンを返した。返せることがマジでそれしかない。
あとはモバマスやってないPさんなので「このモバマスにしかいないメアリーさん良いっすよ」みたいなそういうやつだ。
これは結局自分の為なのだが「及川雫さんのどんなところが好きなのか」を客観的に見て飲み込む為にもプレゼンを聞いてもらうというのはとても有効だと分かった。
機会があれば友達や信頼できるオタクの担当アイドルのプレゼン資料を閲覧したり、プレゼンそのものを聞いてみたいと思う。
教えてもらった編成では最大130万以上のスコアを出す事が出来、私には上々の結果だった。弊事務所Paニゾン居ないのにPaが一番スコアの伸びが良いのはやっぱり雫さん(と唯ちゃん)のおかげだと思う。
デレステは編成の強さよりイベントにかける時間を要するゲームではあるが、及川雫さんの新規イラストがリリースされる暁には万全の状態で臨みたいものだなあ…などと思っていた。


しかし担当の新イラストというのは突然やってくる。

私の観測するすべての雫Pが待ち待っていたSnow*Loveのイベントの報酬が市原仁奈さん、そして及川雫さんなのだそうだ。
いつもはSRを1枚確保できれば良い…そう思っていたが、今回は2000位とまではいかずとも、10000位以内のスターランク15を狙っていくのもありなのではないか、と思うようになってきた。
その為放置編成について調べ、今は該当のアイドルの特技レベルを上げる日々を送っている。

これについてはまた別の機会に書けたらいいなあと思う。


そして何より、デレステのイベント報酬SRが追加されるタイミングにほど近い時期にモバマス月末SRが追加されるというパターンが、今年は何度かあったそうだ。
Snow*Love告知までは丑年新年限定SSR!!!!!!と思っていたが、実は
丑年新年限定SR!!!!!!(強力パワー持ち)なのではないか……?と恐れている。
でも無理のない範囲で(ガチャについてはそれなりに課金して)ゲットできたらいいな、とも思っているので、どちらも楽しみです。


というわけで2020年の私の仕事は久しぶりにプロデューサー業に精を出す事となった。
2021年は丑年なので、その点についても何かにつけて担当アイドルを絡めていきたいし、公式も是非絡めてほしい所だ。
2021年の為にがんばったとも言えるので、2021年はそういう意味でも楽しい年にしたいですね。
次のデレステイベント頑張ろうね仁奈Pさん雫Pさん、モバマスでももしガチャやイベント来たら頑張ろうね雫Pさん。来年は丑年だよ!